広い視野をもち
ファッション全体を
愛し続けたい

石橋 健太

PROFILE ~これまでの経歴~

いつでも全力で夢をつかみにいく

もともとファッションを意識し始めたのは、小学6年生。すでにファッション誌などを読んでいて、高校は私服で通えることを条件に選んだぐらいです。大学は早々に単位を取り、気づけば週6日で古着屋のバイトをしていました。大学では、「なぜ古着屋さんの店員が大学に?」と不思議がられるほど。洋服屋で働く先輩たちと一緒に過ごすことが多く、ファッションの世界にいくことは、自分のなかでは自然なことでした。ただ、地方の国立大学だったこともあり、就職先は公務員か一般企業がほとんど。もちろんファッション関連企業への就職支援などはまったくなく、自分で道を切り開くしかない状況でした。
就職活動でエントリーした会社は、ざっと100社。大学3年生の時に東京でマンスリーマンションを借りて企業を訪問していました。そんな多くの企業からルックを選んだ理由は、「人」がいい会社だったから。社風の良さに惹かれて「内定をいただけたら、他は辞退します」と宣言し、入社に至ります。今、MDという希望していた職種に就けていることが何よりもありがたく、それが仕事へのモチベーションとなっています。

MY WORK ~現在の仕事内容~

MDとして世界中のブランドの想いを発信

私が所属しているブティック事業部は、国内外問わずに集めた様々なブランドの卸売りと、インポートブランドの直営店運営を行っています。
モノがなかなか売れない時代。MDの中でも自社以外のブランドの買い付けを主業務とする私の仕事は、単純に商品を買い付けたり企画するだけではなく、ブランドの想いや商品の良さを如何に伝え、かつ高い品質でお客様にお届けするためのコントロールを求められる重要な仕事です。
1年のうち2ヵ月程は海外へ行って、展示会やショールームでブランドとの商談、サンプルオーダーを行います。年間約100ブランドと取引をしており、そのうち3割は新規で開拓したブランドが占めます。その後、届いたサンプルを自社展示会で、取引先のバイヤーにご覧いただき、オーダーを頂戴するという流れです。サンプルのチェック、ブランドリリースの作成、価格の設定、展示会場の設営など展示会開催までには多岐に渡る業務を行います。

期間中は接客にも参加。取引先の方々からの反応をダイレクトに聞くことが出来る貴重な機会になっています。そして、展示会後には各ブランドへのフィードバックを行い、反省と来季の構想について話をして、次のシーズンに繋げていきます。
どんなにいい商品でも、それを取り巻く環境が整っていないとビジネスとしては続きません。たとえ商品が売れても、例えば、品質が悪ければお客様のクレームに繋がる危険性があります。そうならないために日々の業務で気をつけていることは、ただ、商品をモノとして紹介するだけではなく、その商品がどのような場所でどのような人たちの手によって生まれてきたかというストーリーも熱意をもって伝えること。そして、高い品質の商品をお客様に届けていくこと。そうやって、これからも取引先やお客様が、心からワクワクするような商品を紹介していければと思います。

TURNING POINT 
~仕事上でのやりがい、喜び、苦労など~

与えられた場所で一番を目指す

好きだったインポートブランドに関わる仕事がしたい、そんな気持ちでファッションの世界に飛び込みましたが、最初に配属されたのは、ミセスブランドの営業。当時はわからないことだらけでしたが、この営業経験によって、顧客や店舗との関わり方、基本的なアパレルの仕組み、流れを知りました。その後、卸売りの営業に異動となり、数百社ある取引先やバイヤーの方々に買い付けてきたブランドの商品を販売する仕事を担当。ファッションに関する率直なお話を聞く機会を得て、商品知識はもちろん、いろいろな角度から商品を捉える考え方を学びました。
ファッション業界で働いていると、ファッションがすごく好きなだけでは壁にぶつかる時があります。まず与えられた場所で一番を目指してみる。やりたいことはやりたいと周りに伝える。あきらめずにやってみることで、道は開けるはずです。そして、ファッション全体を愛せるように視野を広げていくことが、何より大切なんだと思います。

MY FUTURE ~今後の目標~

アンテナを張り、新しいビジネスモデルを模索

現在、約3年間、現在の職務を担当させてもらっているのですが、「まだまだやれることがある!」と痛感しています。今後は今行っている業務の精度を高めつつ、さらに既存のビジネスモデルに囚われることなく、今の時代に合った新しいビジネスモデルを模索していけたらと、考えています。そのためには、いつでもアンテナを張り、海外出張で出会う方々、年8回行われる自社の展示会で接する取引先の方々からいろいろな意見を聞き、街中で得た身近な情報や経験も、分け隔てなくアイデアにつなげていくことを大切にしています。
MDという仕事は派手なイメージがあるかもしれませんが、展示会の設営や値札のシール貼りなど地道な作業も伴いMDが表に出てくることは多くはありません。いつもは縁の下の力持ちという立場でたいへんなこともありますが、多くの方々が喜んでくださるのをみると「やって良かった」と心から思えるのです。

WORK STYLE
~仕事をする上でのこだわり~

世界中から集めた大好きな文具たち

ファッションと同じぐらい好きなのが文具。海外に訪れた際には可愛い文具があると買わずにはいられません! 会社のデスクの引き出しには、カラフルなペンが200本以上とぎっしり。私と同じくブランドの買い付けをするもう一人のMDも文具好きなので、お互い珍しいものを見つけるとおみやげに買ってきます。文具は、毎日その日の気分でチョイス。テンション高く仕事を楽しむには、なくてはならない存在です。

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