明るくみんなを
引っ張る
ベテラン店長

小林 佳恵[KEITH]

以前の店長を目標にがんばる日々

[KEITH]の店長になったきっかけは、販売員の下から二番目のポジションだったとき、当時の店長が辞められるということで新たに店長に推していただいたことです。私としては、その店長を心から尊敬していたので、自分が店長と同じようにやっていけるとは思えず、最初はお断りしていました。けれど、前の店長が「あなたなら大丈夫だから」と言ってくださり、やっと店長としてお店を引っ張っていこうと覚悟ができたんです。あれから15年ほど経ちましたが、今でもとても偉大だったあの時の店長をまだまだ追いかけている状態です。

10年以上のおつきあいのある
お客様たち

私の接客は、とにかく長いと言われます(笑)。ほとんどのお客様が10年以上のおつきあいで、学生の頃から通っていただき、その後、就職して結婚して、お子さんができて、人生を共に歩いているような長いおつきあい。ご来店いただくとご家族のこと、ファッションのこと、本当にいろいろなお話をさせていただきます。私が務めている[KEITH]が入っている百貨店では、接客に関してさまざまな賞が用意され、先日、私も助演女優賞をいただきました。この賞は、販売員は女優となり、お客様に対してすばらしい時間を提供してもらいたいと設けられたもの。入社当時は、人見知りで決して接客が得意ではなかったのですが、今ではお店に立つとスイッチが入ってしまうんです。接客では、いつもお部屋に来ていただくようなアットホームな雰囲気を大切にしています。

思い出深いお客様とのエピソード

一番印象に残っているのは、初めてご来店されたお客様に、明日お見合いということで「あなたのセンスで全身をコーディネイトしてほしい」とリクエストいただいたことです。いつもはお客様のお好みなどをお聞きしながら、一緒に選ぶ形をとっているのですが、その時は私にすべてお任せいただけるということで、こちらでセレクトさせていただきました。そのお客様はカジュアルな格好でしたが、私がその時着ていた服装を気に入っていただけたということとお見合いの席ということを考え、私好みのエレガントで女性らしい服を選ばせていただきました。後日またご来店いただき、残念ながらお見合いはうまくいなかったそうですが、普段自分がしない格好が出来て自信がもてるようになったとお話していただけ、とてもうれしかったのを覚えています。また通常の接客では、一見バリバリのキャリアウーマンといった格好の女性がかわいいチャームなどをバッグに付けていたりしたら、フリルやリボンの付いたかわいいデザインのものをご提案させていただきます。すると「本当はこういうのが好きだったんです」と言っていただけることがあるんです。お客様にとって本当に好きなものをご提案させていただけた時が接客の喜びを感じる瞬間ですね。

毎月雑誌でトレンドをチェック!

毎月、購入する雑誌を変えて、その特集に取り上げられているアイテムを買って着るようにしています。すると今、どんな色やデザインが流行っていて、どういう風にコーディネイトしたらいいのかなどの勉強になります。[KEITH]のファンでいてくださるお客様はおしゃれに敏感な方が多いので、バーゲンで安くなった服を買うよりも、次のシーズンのものを先取りしたいと考える方が多いんです。ですから、1日でも早くお店に新作を揃えたり、私自身もファッションのアンテナをしっかり張っていたいと思っています。

年齢層の高いお客様のための配慮

私の勤務するショップでは、年齢層がたいへん幅広く、60代以上のお客様もたくさんいらっしゃいます。年齢を重ねると気になってくるのが、サイズ展開。大きめのサイズを必要とされるお客様が増えてきます。こちらの店舗ではそれまで大きめのサイズは、大きなサイズの売り場にまとめられていたんです。ただ、女性としては大きなサイズの売り場で服を選びたくないというのが本音。そこで、通常の店舗の方に置いてもらうようにしていただきました。通常の店舗で7~15号のサイズを置くことで、お客様にもより服選びが楽しいと喜んでいただけるようになりました。今後は、こういったお客様お一人おひとりのニーズに応えながら、着実に売上げにつなげていきたいと思っています。

夢は店長になれる人材を育てていくこと

いつかは、店長になれる人を自分の手で育てていきたいと思っています。かつての私と同じように店長になることに不安を感じるスタッフも多いのですが、ルックは各ポジションごとの研修も充実し、スタッフ一人一人を大切にしてくれる会社なので大丈夫。「私にだって出来たのだから、きっとうまくいくはず」と励ましながら、優秀な人材を育てられたらいいですね。

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